サイバー攻撃に備えるためには、セキュリティを固めるだけでは足りません。
なぜなら、どれだけ準備をしていてもサイバー攻撃の手口は進化していますし、いざというときに人が対応できなければ被害が拡大してしまうからです。
そこでサイバー攻撃に対するトレーニングとして「演習」が行われます。
「演習」ではサイバーレンジという環境が用意され、実際に行われているサイバー攻撃や防御の方法を経験し検証していきます。
実践的な「演習」を行えば経験を通じて問題点が浮き彫りになってきますから、改善するためにどうすればいいのかがはっきりとわかります。
場合によってはサイバーレンジを用いずにインシデントのシナリオを使って、取るべき対応を確認していく「机上演習」をやることもあります。
その場合でもインシデントをシナリオ通りに実践していくことで、対応力を高められますからサイバー攻撃に対する強力な備えと言えます。